ハワイの税関申告書の書き方と注意点
ハワイの税関申告書の書き方と注意点
果物、野菜、肉類などは持ち込みできませんのでご注意ください
税関申告書は、ハワイに入国する時に申告するものがなくても、到着後に必ずハワイの税関に提出しなければいけない書類です。
飛行機の中でキャビン・アテンダントさんが配ってくれますので必ずもらって、機内で記入しておきましょう。
ハワイに入国する時に、果物、野菜、肉などの内持ち込みが許可されたものを持込む場合も申告しなければいけません。
この申告書の正式名称は Form 6059B と言われている申告書で、国土安全保障省の一部門であるアメリカ合衆国税関・国境警備局US Customs and Border Protection (UCBP)の申告書で日本語の書式があります。
ただし、記入は英語のブロック体で記入しないといけないので間違わないようにしてください。
アメリカ合衆国税関・国境警備局が発行していてUCBPのサイトからpdfファイルでダウンロードできます。
このpdfファイルの関税申告書はテキストを入力でますので便利です。
この申告書を書くのが初めての方は、ダウンロードして記入してプリントしておくといいのではないでしょうか。
書いた下書きを持っていけば機内で間違えないで書けます。
機内で間違えるとキャビン・アテンダントさんから再度書類をもらうのも時間がかかるので、準備しておいてもいいかもしれません。
申告書を書く時は必ず正直に記入しましょう。虚偽の申告を行った場合は罰金の対象となります。
現金に関しては、US$10,000(日本円で約百万円)の持込は申告が必要です。申告せずに持ち込みが発覚した場合は、最悪没収されてしまします。
ただし、現金やT/Cなども含めてもこの金額を持込む人はあまりいないでしょうから、むしろ食料品について注意をした方がいいでしょう。
ハワイに持ち込み禁止のものに注意しましょう
アメリカに持ち込み禁止のものについてアメリカ合衆国税関・国境警備局の説明資料(英語) Bringing Agricultural Products Into the United States のリンクはこちら
食料品に関しては、持込みが禁止されている物の見分け方が難しいので注意が必要です。
アメリカには、肉類(生、乾燥、缶詰を含む)、肉製品、果物、植物、種子、土などを持ち込むことは禁止されています。
これらのものを持っていても税関に申告をしなかった場合は、虚偽申告とみなされて多額の罰金が科せられることがあります。
特に、肉、ハム、ソーセージの畜産物をはじめ、牛肉エキスや乾燥肉を使用したインスタントラーメンやスナック菓子なども持ち込みが禁止されており、申告の対象となっています。
うっかり持って行きそうな、持ち込みが禁止されている物としては、レトルトカレー、ビーフシチュー、インスタントラーメン、ブイヨン、粉末スープミックス、海苔たま、牛肉ふりかけ、スナック菓子、カップ麺、機内で出された果物、出発前までに食べようと思って持っていたバナナなどの果物などがあります。
スナック菓子は成分まで見ないと分からないので、見落としてしまいそうですね。
ハワイ旅行中に日本食が恋しくなった時のために、カップ麺やスナック菓子を持って行きたくなります。
でも持って行けるものと禁止されているものがありますので、罰金を受けるくらいならハワイで調達できますので現地で買いましょう。
日本のカップ麺も種類は少ないですがABCストアやドン・キホーテなどで買うことができます。
またうどんは、ワイキキとダウンタウンに ハワイ丸亀製麺店 があり、日本とあまり変わらない金額で食べられます。
逆に持っていてはいけなそうですが、条件つきで持っていけるのは、幼児に飲ませるための牛乳製品です。
幼児用であれば、未開封のものを少量または数日分であれば持ち込みできます。
また米は、殻がついているものは持ち込み禁止ですが精米してあるものは持ち込み可能です。
コンドミニアムで自炊するために持っていくには精米です。
食料品に関しては、申告しておけば罰金は免れますので正直に申告しておきましょう。
税関申告書の「11番」の質問と申告書の裏の「所有品目の明細」に書き込みます。
税関申告書 Form 6059b の書き方
この申告書は、原則一人1枚記入しますが、家族で入国する場合は1家族1枚でかまいません。
家族の代表者が記入してください。
そしてその方の姓名やパスポート番号だけを記入すれば完了です。家族全員のデータを記入する必要はありません。
表面の一番下の署名欄は、パスポートと照合できるようにパスポートと同じ署名にしてください。
また、「ミドルネーム」や「今回渡米に先立って訪れた国・国々」がなければ空欄でかまいません。
2: 名
3: ミドルネーム(なければ記入しなくていいです)
4: 誕生日 (日/月/年)
5: 本人と共に一緒に旅行している家族の人数
6: 米国内の住所:通り(ホテル名/行先)
※滞在するホテル名(名称・住所)を記入します。普通はホテル名だけで問題ありません。
周遊コース参加者は、1泊目のホテルを記入してください。
なお、乗り継いで他国へ行かれる方は「TRANSIT TO 国名」と記入します。(例:CANADA、PERU、BRASILなど)
7: 市 ワイキキであればHONOLULU
8: 州 HAWAII 又は略で HI
9: 旅券発行国(パスポートの発行国)
10: 旅券番号(パスポートの番号。写真のページに書かれています)
11: 居住国
12: 今回の旅行で米国到着前に訪問した国(ハワイ直行なら空白のまま)
13: 航空会社/搭乗機番号または船名
搭乗チケットの日本航空080便ではなく、「JL080」を書きます。
英字2文字は航空会社のコードで、数字は飛行機の便名です。
(1) ホノルルに就航している航空会社の2レターコード
日本航空 JL、デルタ航空 DL、
ユナイテッド航空 UA、 全日空NH
大韓航空 KE、チャイナエアライン CI
ハワイアン航空 HA
(2) コードシェア便
アメリカン航空 AA、アシアナ航空 OZ
マレーシア航空 MH
14: 今回の旅行の主要目的はビジネスであるか
15: 私(私たち)は以下のものを持ち込んでいる
(a) 果物、野菜、植物、種、食品、昆虫
(b) 精肉、動物、動物/野生動物製品
(c) 病原体、細胞培養、カタツムリ
(d) 土壌、または農場/大牧場/牧草地にいた
16: 私(私たち)は家畜のそばにいた(触ったり扱ったりした)
17: 私(私たち)は10,000米ドルを超える、または外国通貨にてそれと等価の通貨または貨幣を携帯している(裏側の通貨の定義を参照のこと)
18: 私(私たち)は以下の市販用商品を携帯している(販売品、注文勧誘用の試供品、または所持品とはみなされない物品)
19: 居住者―外国で購入または取得し(他人への贈物を含むが米国宛に郵送された品目は含まない)、今回米国に持ち込んでいる市販用商品を含む全物品の総額:
20: 訪問者―市販用商品を含め、米国内に残される全品目の総額:
21: 記入者の署名(自筆) ※パスポートと同じ署名を忘れずにご記入ください。
22: この申告書を書いた日付(日/月/年)
※1家族につき1枚で結構です。
23: 品目の説明
※米国に残す全品目の価値を申告してください。
本申告書中にすべての品目を申告し、その価値を米ドルで書いてください。
贈物の場合は、小売価格を記入してください。
アメリカ合衆国/ハワイ税関申告書記入のご注意
肉類(生、乾燥、缶詰を含む)、肉製品、果物、植物、種子、土などを持ち込むことはできません。これらのものを所持していながら、申告を行わなかった場合は、虚偽申告とみなされ、多額の罰金が科せられる場合があります。
特に、肉、ハム、ソーセージの畜産物をはじめ、牛肉エキスや乾燥肉を使用したインスタントラーメンやスナック菓子なども持ち込みが禁止されており、申告の対象となっています。
ハワイ入国時の免税範囲
ハワイ(米国)に入国する際には、下記の範囲で免税になります。
・アルコール飲料1リットルまで (18歳以上の旅行者)
・紙巻タバコ200本まで
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