ハワイでアルコールを飲む時に気をつけること

2018-10-12ハワイのマナー,観光,食事

ハワイの飲酒のルール

お酒

日本で普通にしていることでも、ハワイはアメリカです。
日本人には普通のことでも、ハワイでは違法なことがありますので気をつけましょう。
日本人がいかに沢山旅行で訪れていてもやってはいけないことがあります。

飲酒に関するハワイ特有の法律

日本ではお酒ははたちになったら解禁!ですがハワイでは21歳になるまで飲酒できません。
21歳未満は飲酒禁止です。
飲酒だけでなく、アルコールを買うことや、道路、公園、ビーチなど公共の場で持つこと(私有地を除く)も禁止されています。

 

お店でアルコール類お酒を買う

パスポート

ハワイではアルコールを買うことができるのは21歳以上です。
26歳までは、写真付きのIDの提示を求められます。
日本人は若く見られるので、IDを見せるように言われやすいようです。
観光客の場合は、パスポートなどを提示しないと売ってくれません。
パスポートはコピーだと売ってくれないので原本が必要です。
日本のように未成年がアルコールを買うことができないのです。
とても厳しく罰則が決められているので、21歳になっていないのにハワイで破目をはずすようなことはやめましょう。
21歳未満はアルコールを飲むことだけでなく、持っていることも禁止されていますので注意が必要です。
 

ハワイではどこのお店でもお酒を買うことができるわけではありません。
リカー・ライセンスを持っているお店だけがお酒を売ることができます。
また、お酒を売ることができるお店でも、お酒を売ることができる時間が決められています。
法律で午前6時から0時までの時間帯でしか売ることができません。
 

レジに並んでいても時間になったら売ってくれなくなるのです。
管理人もビールを買うのを忘れて深夜にレジに並んだことがあります。
時間は午前0時10分前くらいだったので、間に合った!と思ったら「時間だから売れないよ」と言われたことがあります。
時計がずれていて0時過ぎになったら法律違反になってしますので早めにクローズしたのでしょう。
それくらい厳しく時間を守っているようです。
 
また、24時間営業をしているコンビニエンスストアやスーパーマーケットでお酒を売っているお店も、0時過ぎるとお酒のコーナーには網を被せてお客さんが手に取れないようにしています。
 
アルコールを買って帰る時は、公共の場でアルコールの瓶や缶などを袋に入れずに持ち歩くことも禁止されていますので、必ず袋に入れてお持ち帰り下さい。

レストランでアルコールを飲む

ソルティ・ドッグス

レストランや飲食店でアルコールを飲もうと思っても、メニューにお酒がない場合があります。
ハワイでは「リカー・ライセンス」がないとお酒を販売できないのです。
そんなアルコール類を販売できない店では、アルコールの持ち込みがOKのお店が多くあります。
お店に行く前に確認して持ち込みできるか確認してみましょう。
持ち込み料をとられるお店もありますが、たいていは無料で持込ができます。

ハッピーアワーでお得にアルコールを飲んでみる

ハッピーハワー

ハワイのアルコールを出すレストランなどのお店では、夕方から夜までの間にハッピーアワーと言う時間帯があり、お得にお酒を飲むことができます。
お店により時間帯はちがうのですが、アルコール類だけでなく料理やおつまみも割引になります。
ハワイ語では、おつまみのことをププ( pupu )と言います。
おつまみと言っても、ポキやサーモン、オイスターなどのりっぱな前菜もププと言われています。
 
アルコール類もおつまみも半額になるお店もありますので、お目当てのお店のハッピーアワーはチェックしておきましょう。
店頭にハッピーアワーのサインが出ているお店もありますので、分かりやすいです。
夕食より早い時間帯にちょっと飲んで、それから夕食を食べるのもいいのではないでしょうか。

バーでのアルコールの注文は1人1回1杯のみ

カクテル

ハワイのバーにはハワイ州特有のルールがあります。
1人が1度に注文できるのは、1杯のドリンクだけです。
一度に何杯ものアルコールを注文することができません。
これを「スタッキング」の禁止と言って、法律で(Rule 3-84-78.52. Stacking of Drinks.)で決められています。
追加注文は1杯目を飲み終わってからしかできません。
 

「スタッキング」では、1人の1回の注文は、アルコール(ウィスキー、ブランデー、ジン、ラム、ウオッカなどの蒸留酒)が入ったドリンクは16オンス(約450g)まで、ワインは6オンス(約170g)まで、ビールは22オンス(約620g)までと決められています。
ビールのピッチャーのような複数人用の容器は、2人以上に対して60ポンド(1.7kg)までになります。
 

注文する時に手に飲みかけのドリンクがあるとオーダーを受けてもらえません。
また注文する時に、2杯注文するともう1杯はだれの分か聞かれます。
聞かれたら誰の分か指差して教えなければいけないのです。
その指さした人が、手に飲みかけのドリンクを持っていたらその人のオーダーは受けてもらえません。

観光客に人気の Duke’s Canoe Club のバーテンダーさんは特に厳格にこの法律を守っているそうです。
これは未成年へアルコールが渡されないようにするための法律らしいです。

ビーチでの飲酒は禁止

ピンクパレス

ハワイではビーチでアルコールを飲むことは法律違反になります。
ビーチでBBQをするときもアルコールは飲まないようにしましょう。

船やボートなどでの海上の飲酒は?

サンセットクルーズ

おもしろいことにビーチでは禁止されている飲酒は、海上では許されています。
クルーズ船やカタマランなどのオープンバーでは、ビール、ラム酒、シャンパンなどが飲めます。
サンセット・ディナー・クルーズで食事と一緒に楽しむこともできます。
アロハタワーから出港するスターオブホノルル号での大型船から、小型船までいろいろなツアーがあります。

バーの営業時間

ホノルルのバー

バーやレストランでのアルコール販売は午前2時までになっています。
クラブの特別なクラブライセンスを持っている店のみ午前4時まで営業ができます。
バーに入店する際には、入口で写真付きのIDで年齢確認をされます。
21歳未満は入店できません。
 

アルコールはほろ酔い程度まで

ハワイでは酔って公共の場所に行くのも法律違反です。
どの程度かと言いますと、血中アルコール濃度が0.08%以上になると違法です。
これは普通はほろ酔い程度と言われているぐらいです。
ほろ酔いの目安はビール中びん(1~2本)、日本酒(1~2合)、ウイスキー・シングル(3杯)くらい。
 

トロピカルドリンクには、ウオッカやラム酒がけっこう入っていますので注意しましょう。
ほろ酔いくらいまでの量で楽しくハワイのバケーションを楽しみたいものです。
破目をはずしたい方は、ホテルの部屋飲みでいきましょう。
でも救急車で運ばれたりしたら大変ですので、酔いつぶれない程度にお楽しみください。
 

アルコールを飲んだ時の酔いかげんは、体重やアルコールの強さによって違いますし、旅行中は睡眠不足や疲れから思った以上にアルコールが廻ります。
量はいつもより控えめがよろしいかと思います。
かく言う管理人も、夕日とカクテルを目の前にうとうとしたことが何回かありました。(*´ω`*)

©(社)アルコール健康医学協会

お酒が飲めない人や弱い人がバーに行くには

ワイキキのバーで、トロピカルドリンクを飲みながら夕日や夜景を見るのは素敵な体験です。
でもお酒が飲めない方もいらっしゃいます。
また飲める方でも、早い時間から赤い顔になるのは恥ずかいい場合もあると思います。
そんな方が雰囲気を味わうには、バーでノン・アルコール・ドリンクを注文すれば同じトロピカルドリンクを飲んでいるように見えます。
 

ノン・アルコール・ドリンクを注文するには、トロピカルカクテルの名前の前に「バージン」をつけて注文します。
マイタイでしたら、「バージン・マイタイ」。
ブルーハワイでしたら、「バージン・ブルーハワイ」と注文します。
 

これでアルコールが苦手の方でも、トロピカルドリンクを楽しむことができます。

飲酒運転は法律違反で罰則も厳しい

ベンツ

ハワイでは、飲酒運転はDUI(Driving Under Influence)と言って、法律で厳しく禁じられています。
ハワイで飲酒運転をすると、100ドルから1500ドルの罰金と社会奉仕や禁固刑も科せられます。
初犯でも、最低48時間から5日間収監される場合があります。
日本とは罰則の厳しさが違いますから、アルコールを飲んだら決して運転しないようにしましょう。
 

アルコール濃度検査で成人の場合、血中アルコール濃度は0.08%(21歳未満は0.02%)までは違反になりません。
でも場合によっては、その濃度以下でもアルコールで酔っていると判断された場合は逮捕されます。
また、血中アルコール濃度検査を拒否した場合は、即時に運転免許にさよならすることになります。
ハワイ州では検査を拒否することは違法になるからです。

また車の座席に栓を開けたアルコールを置いておくことも違法ですので、捨てるかトランクの中に入れておきましょう。

初犯 2犯 3犯
禁固 48時間~5日 5~14日 10~30日
社会奉仕 72時間 最低240時間
罰金 $150 ~ $1,000 $500 ~ $1,500 $500 ~ $2,500
免許停止期間 90日 1年 1~5年

血中アルコール濃度は、次の式で算出できます。
血中アルコール濃度(%)=( 飲酒量(ml)X アルコール度数(%))÷ ( 833 X 体重(kg))
 

体重50キログラムの女性が500ml缶ビール1本飲んだ場合の血液中アルコール濃度は0.06%。
0.06 (%) = ( 500 (ml) X 5 (%) ) ÷ ( 833 X 50 (kg))
 

ワインをグラスで3杯飲んだら0.072グラム。
体重70キログラムの男性だと、500ml缶ビール1本と350ml缶ビール1本で0.072%。
 
これは目安ですので、個人によりアルコールが消失するまでの時間にちがいがありますので飲んで大丈夫と言うことではありません。
くれぐれもアルコール類を飲んだら運転しないようにしましょう。

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