出国や入国の時に操作しなければいけない顔認証ゲートとは?
顔認証ゲートで出国や入国をしてみました
今まで、日本を出国する時や入国する時に審査官にパスポートを渡して旅券に証印(スタンプ)を押してもらうと言う手続きがありました。
初めて海外旅行に行く時には、何か言われるのではないかなどちょっと緊張した覚えがありますが、この出入国の手続きが顔認証ゲートと言われる装置で自動化されました。
顔認証ゲートと言われるこの装置は、入国管理局が平成29年10月18日から羽田空港の上陸審査場に設置し、それ以降成田空港,中部空港,関西空港及び福岡空港にも導入する予定です。
今まで順番に審査官の前に並んで、順番が来たら一人づつ審査官の前に進み出てパスポートに証印(スタンプ)を押してもらっていたのをすべて自分でやります。
簡単に言うとスーパーのセルフレジのような感じで、自分で機械を使って審査を受けます。
大きく変わったのは、自動化されたことによってパスポートに証印(スタンプ)が押されなくなったことです。
出国や入国の日付が書いてあるスタンプですね。
今の所自動ゲートを出たところに、希望者にはスタンプを押してくれるカウンターがあるのでそこにパスポートを出せば今までと同じスタンプを押してくれます。
では、自分で操作する出国、入国手続きはどうやるのか見てみましょう。
空港で、手荷物検査と身体検査を受けたあとに税関の申告がなければ出国審査になります。
この時操作する顔認証ゲートがこちら!
顔認証ゲート
ハーフミラーの付いた自動顔認証ゲートです。
ここで基本的には、やることは、
1. パスポートをスキャナーのガラス台の上に乗せる。
2. 前のハーフミラーを見て写真を撮られる。
3. 合格したら左側のゲートが開くので先に進む。
以上です!
特にボタンを押すこともなく、メニューを選択する必要もなく簡単にフィニシュ。
ただこの顔認証ゲートは誰でも利用できるわけではなく、利用条件をクリアする必要があります。
顔認証ゲートの利用条件
- IC旅券を持っていること
- 1人(自分)で機械の操作ができること
- 身長が135cm 以上であること
これをクリアしていない人(特に多いのはお子さんかな?)は今までと同じ審査ブースを利用するようです。
顔写真を撮影する時に、帽子やサングラス、マスクをつけていたり,前髪が目にかかっていたりすると顔の画像の照合ができなくなるらしいので取っておく必要があります。
実際に使ってみたのですが、管理人のパスポートの写真はメガネをしていない写真ですが、太い縁のメガネ(サングラスではありません)をつけていても何回もエラーにならず照合されて通りましたのでメガネくらいは大丈夫なようです。
顔認証ゲートの操作方法
手順1.パスポートの顔写真が写っているページを伏せて置きます
パスポートは写真が印刷されたページを開いて、横向きに台にのせます。
手順2.眼の前のハーフミラーに顔を向けて写真を撮られます
この時撮影された写真は、保存されることはなく破棄されるそうですのでご安心ください。
手順3.ゲートが開いたら先に進みます
顔写真を撮られてパスポートの写真と照合が終わると、自分が立っている左側のゲートが開きますので先に進みます。
ゲートははじめから扉の間にすきまがあって通れそうなゆるい感じです。
ゲートを通って進むとすぐにパスポートにスタンプを押してくれる人がいますので、希望者はここでスタンプを押してもらいましょう。
基本的に日本に住んでいる人が、スタンプによる出国、入国の出帰国記録が必要になる場合は少ないと思いますので、スタンプを押してもらう必要はない場合がほとんどでしょう。
必要があるのは、海外に住んでいる人が以下のような限られた手続きを行う場合です。
・ 海外渡航中の運転免許証の有効期限経過による再取得の手続
・ 海外から帰国した場合における転入届に係る手続
・ 年金保険に関する合算対象期間(免除期間)の証明手続
・ 非居住者の免税手続
・ 外国査証の申請手続
ですので、基本的に記念に欲しい人以外はパスして大丈夫のはずです。
まとめ
顔認証ゲートの操作は簡単ですが、身長135cm以下の人はつかえません。
このゲートを使うのに事前登録は必要ありません。
パスポートのスタンプは押されませんが、希望者は押してもらうこともできます。
海外に住んでいる人が、帰国した時に免税で買い物をするためには必要なのでスタンプを押してもらった方がいいでしょう。