空港で国際線搭乗までに必要な手続き

2020-01-03ハワイの便利情報,旅行準備,空港

空港で国際線搭乗までに必要な手続き

出国審査 今回は初めて飛行機に乗る方や慣れていない方のために、空港で飛行機に搭乗するまでにやらなければいけない手続きの方法を順番にお話したいと思います。

飛行機に搭乗するまでには、チェックイン、保安検査、税関、出国審査などがあります。 手続きに慣れていないと不安になると思いますが、知っていれば簡単です。 順番とやり方をご説明しますので参考にしてみてください。

空港へ向かう前にやるべきこと

パスポートの取得と有効期間の確認

海外旅行へ行くときはパスポートがなければ出国することができません。 絶対に忘れないようにしましょう。パスポートを持っていることを確認してから自宅を出てください。

また、パスポートの有効期間が十分あることも事前に確認しておく必要があります。米国の場合は、パスポートの残存有効期間が帰国日までは必要です。 できれば入国する日から少なくとも90日有効であることが望ましいと言われています。

有効な期間のパスポートがないと出発できません。 国によって必要な残存有効期間が違いますので、ご注意ください。

ESTAの登録

ハワイを含む米国に入国する時は、ESTA(エスタ)の登録が必要です。ESTA(エスタ)はElectronic System for Travel Authorizationの略で、アメリカの電子渡航認証システムです。

アメリカのビザが無い人が90日以内の旅行か商用のために渡航する時に申請します。 パスポート同様にこのESTAに登録していないと米国に入国できません。

ESTAは米国大使館やオンラインで自分で登録できますが、旅行代理店でも申請の代行をしてくれます。 登録が承認されてから最長2年間またはパスポートの有効期間がそれより短い場合はその期日まで有効になります。

空港に着いてからやるべきこと

搭乗手続き・チェックイン

空港には飛行機の出発3時間前に着くようにします。遅くても2時間前には着くようにしましょう。 ゴールデンウィークや夏休みなど混雑する時期は早めに着くようにしないと、混雑で手続きが進まず焦ることがあります。

空港についたらまず飛行機の搭乗のチェックインをします。

飛行機の予約をしていても、チェックインをしないと搭乗できません。 チェックインの方法は3つあります。 個人旅行やツアーで方法が異なりますので、できる方法を選んでチェックインしてください。

1. オンラインチェックイン
航空会社のサイトでオンラインでチェックインを済ませておいて、当日はスマートフォンか印刷した搭乗券を持参する方法です。 航空会社によっては、自動チェックインをしてくれるところもあります。

後は預ける荷物があれば、預け荷物カウンターへ。荷物がなければ、そのまま保安検査場へ行きます。 チェックインの所要時間が一番短く済む方法です。

2. 空港での自動チェックイン

自動チェックイン機
自動チェックイン機

自動チェックイン機に自分で入力してチェックインする方法です。 予約番号の入力や、パスポートの読み取りなどを行うと、搭乗券が発券されます。

自動チェックイン機を使うと同じクラスの席が空いていると、自分で座席を変更できる時があります。 列の真ん中の席だった時などに、通路側や窓側へ変更できれば快適に過ごせるでしょう。

自動チェックイン機おススメです。 預ける荷物があれば、預け荷物カウンターへ向かいましょう。

3. 航空会社のカウンターでチェックイン

チェックインカウンター
航空会社の搭乗チェックインカウンター

この方法は利用する人が1番多い方法です。 カウンターで人が受付してくれるので、初めての人でも安心ですよ。 チェックインと荷物の預け入れの両方を一度にすることができます。

ただこの方法は利用する人が多いので、待ち時間が長くなりがちです。 特にエコノミークラスは列が長くなりますから早く並んだほうがいいですね。

オンラインでのチェックインや自動チェックイン機でのチェックイン方法が分からなければ、搭乗カウンターで係員の人にお願いしましょう。

搭乗カウンターでチェックインして荷物を預けたら、次は保安検査場へ向かいます。

荷物をカウンターに預け入れる

荷物預けカウンター
オンラインチェックインの手荷物カウンター

オンラインチェックインや自動チェックイン機でチェックインしたら、スーツケースなどの荷物を航空会社に預けます。

荷物はハワイに到着して受け取るまで開けることはできませんので、機内で使うものはスーツケースから出して手荷物に移しておきましょう。

チェックインカウンターで預け入れをしますが、航空会社によっては荷物の預け入れ専用のカウンターがあります。 オンラインチェックインや自動チェックイン機を利用する人は、荷物の預け入れ専用のカウンターの方が待ち時間が短くてスムーズに手続きが終わります。

チェックイン後に、預け入れ荷物を航空会社に引き渡すことになります。預けた荷物は目的地で受け取ることになるので、到着までに必要になるものは手荷物として取り出しましょう。

また預けることができない物は、取り出して手荷物にします。 例えばスマホやデジカメ、ビデオなどの予備のリチウム電池は預けることができないので手荷物として持ちます。 荷物を預けたら荷札を渡されますので、目的地の税関を抜けるまで大切に保管します。

ちなみに預け入れる荷物には大きさと重さの制限がありますので、事前に制限をオーバーしないように調整してください。

預け荷物の制限に関して詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事▶ ハワイ行き機内の持ち物リスト

チェックインと荷物を預けたら出国審査のために保安検査場へ行きますが、保安検査をすませるともう一般の人がいるエリアには戻れません。 一般エリアでやることを忘れていないか確認してください。

出国前にやっておくこと

出発エリアに入る前に、マストではないけれどもいくつか重要なことがあります。 出国前に必要であればやっておきましょう。

両替をする

外国に着いた時にすぐに外国の通貨が必要になる場合があります。 現地で両替する予定でも、最低限の外貨は持っておいた方がいいです。 出国後でも両替所はありますが、数が少ないのでできるだけ先に両替をしておくことをおすすめします。

両替の関連記事をご覧ください。
関連記事空港で円ドルの両替レートがお得な銀行を調べてみた

海外傷害保健に加入する

空港でも海外傷害保健に加入できますので、保険が必要な方は加入してください。

シャワーを浴びておく

暑い時期に旅行に行く時は空港に行くだけで汗をかいてしまいます。 長時間飛行機に乗る前にシャワーを浴びておけば現地についてからの疲れ方がちがいます。

空港のシャワーの関連記事をご覧ください。
関連記事成田空港のシャワーでハワイまで快適に過ごす

関連記事羽田国際空港で出発前に誰でも使えるシャワールーム

ラウンジで休憩する

クレジットカードの種類によっては、無料で利用できるラウンジが空港にあります。 飲み物やWiFiのサービスなどがありますので、こちらで待ち時間を過ごす人もいます。

クレジットカードのラウンジについての関連記事をご覧ください。
関連記事成田空港クレジットカード会社のIASSラウンジ体験記

出国する時に行う手続き

一般エリアでやることが終わったら、いよいよ出国エリアに入ります。 ここから先で飛行機に搭乗するための本格的な手続きをすることになります。

保安検査場へ

保安検査所
保安検査場に並ぶ乗客

チェックインして荷物を預けた後は、保安検査場へ進みます。中に入ると一般の人がいるエリアへは戻れませんのでご注意ください。

保安検査場は出国フロアに何箇所かあるので、搭乗ゲート近くの保安検査場へ入りましょう。パスポートと搭乗券を確認されるので手に持っておくようにします。

保安検査所ゲート
金属探知機のゲートをくぐります

ここでは手荷物検査と身体検査を受けます。 手荷物はトレーの中にいれてベルトコンベアで運ばれてX線検査を受けます。

乗客は金属探知機のゲートを通り検査を受けますので、携帯電話や小銭入れ、鍵、金属製のアクセサリーなど身につけている物をトレーにだして検査を受けます。 ノートブックパソコンは手荷物の中から出してトレーに入れて検査を受けます。

金属製の物を身に着けているとピーと言う探知音が鳴って、全身を小型の金属探知機で検査されますので金属製のものは全部トレーに出しておいた方がいいでしょう。 ベルトのバックルが金属製だと鳴りますので、ベルトもあらかじめ外しておきます。

保安検査所2
羽田空港と成田空港に導入されたボディスキャナー

さらに進んだ保安検査場では全身透視スキャンを行い、金属以外の素材のものでも隠し持っているものを検出します。 このスキャナーはX線(放射線源)を使用していないので被検者が被曝する心配は一切ありません。

検査での時間が長くなりますので、余分なものは身体からあらかじめ外しておいた方がいいでしょう。 保安検査場が終わったら、税関と出国審査へ向かいます。

税関

出国審査
保安検査場の次は税関と出国審査へ

出国審査を通る前に税関があります。

外国製品を海外に持っていいく時は、帰国した時に関税がかからないように「外国製品持ち出し届」を書いて輸出免税品の確認を受けましょう。

例えば使っている外国製品の時計、ネックレス、指輪などのブランド品を外国に持ち出す場合に書いて確認を受けます。 この確認を事前に受けてない場合は、帰国した時に外国で買って来たものと区別できずに税関で課税されることがあるので注意です。

税関
届け出の書類を書いている旅行者

では、どのような物やどのような人が記入したらいいのでしょうか。 「外国製品持ち出し届」に記入しておいた方がいいのは、

  1. 新品と間違われるような物。
  2. 20万円以上の物。
  3. 外国製のブランド品などのお土産を買って来る人。

外国での値段が合計で20万円を超えると超えた物に対して課税されます。 例えば1品25万円の物や、10万円の物を3個持っていると2個20万円は免税で1個10万円の物に税金がかかります。

また出国する時に持っている外国製品の価格が20万円以下でも、所持品とお土産を合計すると20万円を超える時は税金をかけられてしまう可能性があります。

「外国製品持ち出し届」を書くのは5分もかかりませんので、ブランド品を持って海外旅行に行く方は出しておく方が安心です。 「外国製品持ち出し届」を書いたら税関でスタンプをもらいます。 この証明書は帰国した時に税関に提出しますので、それまで大切に保管しておいて下さい。

外国製品持ち出し届の書き方見本のリンクはこちら(pdfファイル)。

出国審査

出国審査
前方に並んだカウンターの空いた所に並びます

保安検査場を通過して関税の書類を記入すると、次は出国審査を受けます。

出国審査のブースはいくつもありますので、すいている所や流れが早い列を選びましょう。順番が来たら1人づつ各ブースの審査官の所に進みます。 出国審査は1人づつ審査されますが、家族で小さな子供を連れている場合は、大人と一緒に審査を受けることが可能です。

順番が来たら、パスポートと搭乗券を審査官に渡します。 パスポートをカバーやケースに入れている場合ははずしておきましょう。

パスポートの写真と顔を照合され、パスポートに出国スタンプを押されて、審査は終了です。 ここでは普通何も聞かれませんので特に心配することはありません。

出国審査が終わったら搭乗ゲートに向かいます。

搭乗ゲートへ向かう

搭乗ゲート通路
搭乗ゲートまでの通路は距離があります

出国審査が終わったら、搭乗ゲートに向かいます。 搭乗ゲートの前が待合室になっていますので、搭乗時間までそこで待ちます。
出発時間の30分前には搭乗ゲートに着くように航空会社から言われますので遅れないようにしましょう。

出発時間は飛行機が動きだす時間なので、出発時間前に飛行機のドアは閉められてしまいます。 搭乗ゲートに10分前についても搭乗をお断りする場合があります、と航空会社から案内も出ているので早めに行くに越したことはありません。

空港内は広いので、出国審査を抜けてから搭乗ゲートまでは歩いて10分以上かかる時も多いです。 写真のような動く歩道を何本も乗り継いで行きますので、早めに行くことをお勧めします。

子供連れの方はプレイルームを利用できます

子供用プレイルーム
成田空港のプレイルーム

お子さん連れの方は搭乗ゲートに行くまでにプレイルームがあるので、搭乗時間まで遊ばせることができます。利用料は無料です。

ここで遊ばせると搭乗時間まで楽しく過ごせますし、体力を使うことで飛行機に乗ってから大人しく寝てもらうことができるのでおすすめです。

搭乗ゲートでの過ごし方

搭乗ゲート
搭乗ゲートを通って飛行機に向かいます

搭乗時間になると、係員がクラス別に乗客を呼びますので、呼ばれたら搭乗ゲートで搭乗券を渡して機内に向かいます。 搭乗する時は搭乗券が必要ですので手に持っているといいでしょう。

子供連れの家族、妊婦、怪我をしている人は搭乗口係員に伝えると、1番初めに飛行機に搭乗できる事前改札サービスを提供してくれる航空会社があります。 事前に利用したい方はサービスがあるか、搭乗する航空会社のサービスをチェックしてみてください。

搭乗ゲートに向かう途中にトイレが何箇所もありますから、搭乗時間が近づいたら1番近いトイレにいっておくことをお勧めします。飛行機が離陸して、シートベルトを外せるサインが出てトイレに行けるようになるまでは時間がかかります。ただトイレも搭乗時間近くになると同じ便の乗客で混みますのでお早めにご利用くださいね。

搭乗ゲートから飛行機に乗ったら出発です!

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