ANAボーイング787のプレミアムエコノミーでハワイ
ANAボーイング787のプレミアムエコノミーでハワイ
ボーイング787
ハワイにいくのにちょっと贅沢してプレミアムエコノミーに乗ってみたら、とっても楽で快適でした件についてご紹介します。
エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスは1ランクだけしか違いませんが、とっても快適!。
ついでに搭乗したボーイング787のすばらしい機内設備についてもレポートしたいと思います。
ハワイへ行くのには飛行時間約7時間半くらいを機内に座って過ごさなければいけません。
うーん。座りっぱなしでしかも睡眠もとらないといけないとなると、同じ姿勢でいるのはやっぱり辛いです。
プレミアムエコノミーだとどんな感じなのか。
ANA ボーイング787のプレミアムエコノミーのシート
まず、座席の幅がエコノミークラスとはぜんぜん違いました。
座席幅は余裕の約49センチです。
シートの列は2-3-2で今回は左側の2列席を予約しました。
プレミアムエコノミーのシート
それぞれのシートに、方向が自由に調整できるパーソナルライトがついて便利です。
窓が他の機種より縦長に大きいのが787の特徴で、視界が広くて光が入るので室内は明るくて気分がいいです。
プレミアムエコノミーのシート
これがプレミアムエコノミーの前のシートとの間隔。
エコノミークラスと比べるとずっと余裕があります。
プレミアムエコノミーのシートピッチ(前後の間隔)はゆとりの約97センチもあります。
エコノミーのシートとしてはゆとりのある787のエコノミーのピッチ約86センチとくらべても、さらに11センチも余裕があります。
エコノミークラスだと前の席に膝がついてしまう管理人でも、余裕にスペースがあって楽ちんです。
リクライニングして足を伸ばしても前のシートに膝がぶつかることはなく、寝るときも本当に楽でした。
プレミアムエコノミーシートのレッグレスト
また2列目以降のシートにはレッグレストとフットレスとがついています。
レッグレストは足のふくらはぎを乗せておけるので、足が快適。
前のシートの下には、下の写真に写っているフットレストがついているので併せて使うともっと楽です。
プレミアムエコノミーの前列シート
プレミアムエコノミーシートの最前列は2列目以降の間隔より広めでさらに余裕があるようです。
奥に座っている人が足を組んでいますが、それでもまだ前に余裕があるのでかなりの広さです。
このシートはモニターがシートに取り付け式になっているので、画面を手元で見るようになります。
他のシートと違っているので、それさえ気にならなければ広くていいのではないでしょうか。
プレミアムエコノミーのシートの11インチ大型液晶モニター
シートの前についているモニターは大型の11インチで見やすいです。
画面は軽く角度も調整できるようになっているので、前の人がリクライニングした時に上向きに画面を傾けることができます。
濃いグレーの枠が可動式になっていて、細かいところも考えられて作られてます。
前のシートまで離れているのに、画面が大きいので距離を感じさせません。
映画を見ても画面が大きくて満足でした。
プレミアムエコノミーのシートのリモコン
これがシートにセットされた状態のリモコンです。
上のボタン押すと、リモコンを取り外せて手元で画面を操作できます。
プレミアムエコノミーのシートのリモコン
これがリモコンを手元に持っている状態です。
リモコンの操作感覚は、ボタンを押してから画面の反応があるまでにちょっとタイムラグがある感じで、もたつき感があります。
普通のゲーム機のようなキビキビした反応はありませんので、一呼吸おいて反応を待つくらいの余裕をもった操作スピードで扱わないといけません。
画面がタッチ式になっていますので、リモコンを使わなくても直接画面のボタン押してもいいですが、反応のスピードはリモコンを使った時とあまり変わりませんでした。
動作スピードは早くはありませんが、一般的な飛行機と同じくらいでしょうか。
ちなみにコードは巻取り式になっています。シートベルトとこんがらがらないようにしないと、トイレに立つ時引き止められます。
モニターの豊富な機能
ボーイング787では、離れた席の人にメッセージを送って会話ができます。
「シートtoシートメッセージ」の機能を使ってメッセージを送れば、席が離れてしまった時でもコミュニケーションがとれます。
ハワイに着いてからの計画を話したりできるので便利です。席がみんなと離れてしまっても、ハワイに着くまで「ぼっち」でいることはありません。
機内はエンジン音が大きくて1席離れているだけでも話しがよく聞こえないので、3人で並んでいる時でもこの機能があると便利かも。
あとこの画面では、「iPod接続」メニューでiPodの音楽を聴いたり「USBメディアプレーヤー」メニューで画像を見たりできます。
気に入った映画がなかった時のために自分好みのミュージックビデオや見たかった映画を録画して行けば、フライト時間を楽しく過ごせるでしょう。
録画した映像をスマホで見るより、11インチのモニターで見た方が迫力がありますからね。
忙しくて旅行前に見られなかったドラマをスマホに録画しておいて見てしまえば、すっきりしてハワイ旅行を楽しめます。
ボーイング787のUSB端子
これがモニターの横についているUSB端子です。
スマホの充電ができるし、上の写真のメニューでスマホの写真や音楽ファイルの再生もできます。
ただ他で聞いたところによるとUSB端子ではアンドロイドでは操作できますが、iPhoneだと充電しかできなくて上の端子を使わないと操作できないとか。
使う際は数に限りがありますが、上の端子用のコードを貸し出してくれるそうですよ。
プレミアムエコノミーのテーブル
テーブルはシートの肘掛けの細長いフタの中に収納されていて、使う時はそこから引っ張り出します。
これが、テーブルを肘掛けの中から引き出して広げたところです。
二つ折りになって収納されているので、真ん中が割れています。
普通のエコノミークラスのテーブルだと機内食のトレイと飲み物を2つ置くのもやっとですが、これはもっと置くスペースがあります。
広さ的には普通のエコノミークラスのテーブルよりは大きくて、食事の時などはじゅうぶんな余裕があります。
ちなみにテーブルの右にちょっと飛び出てるのが、肘掛けの収納スペースから引っ張り出す時に摘むリボンです。
リボンが短いので、テーブルを出す時はちょっと力がいります。
テーブルの枠が金属でできていて、かなりがっしりした作りですので、女性だとかなり重く感じて力を入れないと出せない感じです。
しまう時も、一旦はテーブルが収納スペースに入るのですが、入りきれない部分はボタン?を押して、ぐいっと力を入れるとゆっくり中に入ってようやくフタを閉められるようになります。
ボーイング787の電子シェード
ボーイング787のハイテクな機能のひとつが、窓が電子式のシェードになっているところです。
普通はスライド式のシェードが窓の上部に収納されていて、それを引き下ろして窓を閉めるのですが787は物理的なシェードがありません。
窓の下にシェードの暗さを調整する丸いボタンがあります。
写真では一番上の点が光っていますが、これが全開の位置で5段階で窓が暗くなります。
機内を暗くする時は全部の窓を一括制御して暗くしてくれるのですが、寝る人にとってはありがたいですね。
物理的なシェードがないので、離陸の時にシェードを下げてしまったお客さんにCAさんが開けてくださいとか言って廻ることがなく、機内が落ち着いててその点でもいい感じです。
また787は気圧の調整がされていて、上昇や降下の時などに耳が痛くなり難いそうですが確かに耳が変な感じにならなかった気がします。
この辺がハイテクの機体なんでしょうね。
ボーイング787のコンセント
ボーイング787のシートの下にはこのコンセントが付いています。
飛行中にPCなどを使う時はバッテリーを気にすることなく使えるのでとても便利です。
もちろんiPhoneなどのスマホの充電にも使えます。
スマホでゲームをしたり、音楽を聞いたり、ビデオを見たりする人も安心して使えますね。
日本で買った電子機器を使う時は関係ありませんが、このコンセントはユニバーサル型なので外国のコンセントも使えます。
コンセントの場所はシートとシートの間の下の部分にあります。ちょうどテーブルが収納されている部分の下あたりです。
シートの下に潜り込むように覗かないと見つけられないので、コンセントがあるのを気がつかない人も多いでしょう。
場所的には使い勝手はいいとは言えず、シートのリモコンのあたりにあってもらいたいものです。
ANA ボーイング787のプレミアムエコノミーの食事とドリンク
ANAオリジナルドリンクの「香るかぼす」とおつまみ
離陸後のドリンクはANAオリジナルドリンクの「香るかぼす」ジュースです。
日本一のかぼすの生産地の大分県のかぼすを使っているそう。
飲んでみるとカボスにちょっと蜂蜜が入った酸っぱくない爽やかなドリンク。
ANAオリジナルのドリンクなので、一度は飲んでみたいです。
プレミアムエコノミーの機内食海鮮丼
ANAでは、日本発の機内食では、「機内食総選挙」で投票された上位メニューを中心にラインアップしているそうです。
今回の食事は洋食と和食の2種類からの選択で、海鮮丼を選びました。
洋食の方をいこうかと思ったのですが、CAさんがおすすめと言ってくれたのでこちらをチョイス。
帆立、カニ、エビ、イカが入っていて見た目もりっぱですが美味しかったですよ。
ANA ボーイング787のプレミアムエコノミーのアメニティ
アメニティ
CAさんから配っていただいたアメニティです。
もっと歯ブラシとかクシとか種類があったのですが、マスク、耳栓とフェイス&ボディーシートをもらっておきました。
ボーイング787のスリッパ
これはシートポケットに備え付けで置かれていたスリッパです。
ふかふか感のある厚手のスリッパで履き心地がよかったです。
フライト中は靴を抜いでこのスリッパを履いていたので、足が疲れず楽でした。
袋には「どうぞご自由にお持ち帰りください」の文字が。持ち帰り推奨のようです。
スリッパといっしょに持ち帰り用の袋と靴べらまで入っていました。
ANA ボーイング787の化粧室
ボーイング787の化粧室
ボーイング787の化粧室で便利にな点は、車椅子で使える化粧室があることです。
この写真はその化粧室なのですが、普通の航空機の化粧室に比べるととっても広いです。
感じとしては1.5倍くらい広い感じです。
この写真のカットは部屋の半分なので普通の広さに見えると思いますが、実際はかなり広くて使いやすいです。
また設備もハイテクでとても使いやすい化粧室でした。
ボーイング787の広い化粧室
まずは、残り半分のスペースがこのくらいあって広いのが分かると思います。
写真だとそんなに広い感じに見えないかもしれませんが、使ってみるとその差は歴然としています。
ボーイング787の化粧室のウォシュレット
それから化粧室で忘れてはいけないのが、全部の化粧室にウォシュレットがついている点です。
以前はウォシュレットがついている飛行機はなかったのに、さすが日系の航空会社です。
機能もおしり用とビデ用がついていて、水量の調整もできる必要十分なスタンダードな機能のもの。
地上のウォシュレットと同じように使えてとてもいいですね。
ボーイング787の化粧室の蛇口
これは洗面台ですが、水が出てくる蛇口がハイテクです。
お湯と水の切り替えがボタン式になっています。
さらに水を出すレバーがなく、手を出すと自動で水がでてくる自動給水タイプになっています。
地上では普通にある機能ですが、航空機にはなかったのでポイントが高いです。
なぜかと言うと普通の航空機の洗面台で手を洗おうとすると、レバーから手を離した瞬間に水が止まってしまいます。
水を出し続けるにはレバーから手を離すことができませんので、石鹸で手を洗う時に両手でこすることができずにとても不便です。
そしてせっかく手を洗っても、もう片方の手を洗う時にレバーを触らなければいけないので、また手が汚れます。
ところがこれは自動で水がでますので、両手がすっきりきれいになって気持ちがいい。
それから普通の航空機ですと、洗面台のボウルの排水口のフタはデフォルトで閉まっています。
ですので手を洗っていると水が溜まってどんどん水位が上がってきます。
片手で手を洗っていると跳ね返りが飛ぶくらい水が溜まりますから、一旦溜まった水を排水口のレバーを押して流します。
排水が終わるまで少し待つ感じなのですが、手を洗い終わるまでに最低2回は排水しなければいけません。
洗面台については、これが地味にストレスになっていました。
ところが787の洗面台は自動で蛇口から水を出してくれるだけでなく、洗面台のボウルに落ちた水を少しづつ排水してくれるので汚い水が溜まることがありません。
排水を手動で行う従来機とは違って、短時間に手を洗うことができますし気持ちよく使えます。
洗面が早く終わるので化粧室を利用する人の回転も従来の機種と比べると早く、トイレ待ちが短いように思いました。
普通食事の終わった後は化粧室に列ができるくらい待つ人が多いので、「食事の前にトイレを済ませておくこと」が飛行機の鉄則ですが787は待ちませんでした。
細かいところですが、よく考えられていると設備だと思います。
普通の航空機の洗面所は人が使った後に入ると、洗面台に汚い水が溜まっていてがっかりすることがあります。
排水に手間がかかるので流さないのかどうか分かりませんが、後に入った人はテンションが下がります。
そんな気分にさせないこの機能は、目立たないですがポイントが高いです。
ボーイング787の化粧室の姿見とベビーベッド
車椅子が使える化粧室には普通は付いていない、姿見がついています。
全身を写して見れる大きな鏡は、地味ですが通常は付いていない装備です。
長い間席に座って過ごすので、洋服が乱れていないかチェックできるので女性にはポイント高いのではないでしょうか。
またこの化粧室には、ベビーベッドがついていておむつ替えができるようになっています。
小さいお子様連れのファミリーには不可欠な装備で便利だと思います。
特にこの化粧室は広いので、おむつ替えなどもやりやすいですね。
まとめ
今回乗ったボーイング787は登場してからしばらくたっていますが、乗客にとって便利で快適に過ごせる機体です。
同じ路線で同じような価格であればこの機種を選んで乗ることをおすすめします。
またプレミアムエコノミーは、エコノミーとは1クラス違うだけですがまったく快適さが違います。
ハワイまでは7時間くらいとは言え、身体の負担も少なく疲れ方も少ないです。
できるなら毎回乗りたいプレミアムエコノミー。
皆さんもチャンスがあったらぜひ乗ってみてください。
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