クレジットカードで海外旅行保険を節約する方法

2017-10-03クレジットカード,ハワイの便利情報,旅行準備

クレジットカードで海外旅行保険を節約する方法


海外旅行保険

医療費が日本より高額なハワイ

ハワイ旅行はいつもと違う場所でいつもと違うことをやったり、食べたりして楽しいことがいっぱいあります。
ただいつもと違う環境で、いつもはやらない事をすると、体調を崩したり怪我をしたりすることも多くなります。
特にハワイ旅行では、ビーチで遊んだり自然と接する機会が増えるので危険も多くなります。
 

そのために海外旅行保険に加入して行く方も多いですが、クレジットカードを使って保険料を節約する方法をお話したいと思います。
クレジットカードには海外旅行で病気や事故に会った時のための保険がついているものがあります。
病気や事故だけでなく、死亡した時や病気になった時に日本から助けに来てもらう人の旅費も払ってくれる保険があります。
また事故を起こした時に相手に賠償するためのお金や、盗難に会った時に損害を補償してくれる保険もあります。
 

クレジットカードによって保険の種類や範囲がちがいますが、年会費が無料のクレジットカードでも海外旅行保険が付保されるカードがあります。
何種類かのクレジットカードをうまく組み合わせて使えば、有料で加入する海外旅行保険と同じような保証をしてもらえますので有効に使いましょう。
 

うまく工夫すればかなりの保険に入ることができるんですよ
ムームーさん
無料のクレジットカードでも、しっかりした保険がついているカードもあるんですね

保険で重視するポイント

では、海外旅行保険はどのような保険を選べばよいのでしょうか。
 

海外旅行保険も補償の対象によって保険の種類がいくつかあります。
たとえば病気や事故で死亡したときの保険、病気になった時の医療費を補償してくれる保険、所持品が盗難にあったときに賠償してくれる保険、他人の物を傷つけたり壊してしまったときの保険などです。
 

実際に保険金が支払われた事例が、保険会社から発表されていますのでみて見ましょう。

引用符
補償項目別事故件数の状況(全地域)
1位:治療・救援費用(45.9%)
2位:携行品損害(34.9%)
3位:旅行事故緊急費用(16.5%)

ジェイアイ傷害火災保険株式会社

1位は病気や事故に会った際の治療費の件数です。

ハワイは医療費が高いので、例えば虫垂炎の手術をすると平均2日の入院で治療費が総額300万円くらいかかります。
日本だと入院4日で治療費は60万ですので、いかに治療費が高いか分かります。

ハワイ旅行で高額の医療費がかかった時にことを考えて治療費を保証してくれる「疾病」保険の保証額を高くしておくといいです。

クレジットカードの保険の種類

では、実際の保険はどのような種類に分かれているかといいますと、主に重要な保険としては5種類があります。
 

  1. 死亡(傷害・疾病)    ケガや病気により死亡した時の保険
  2. 治療費用(傷害・疾病)  ケガや病気により入院した時の保険
  3. 賠償責任         他人にケガをさせてしまった。他人の物を壊してしまった時の保険
  4. 携行品損害        旅行に持っていた物(カメラ等)を壊してしまった時の保険
  5. 救援者費用        旅行先で入院して家族が日本から駆け付ける費用の保険

 

この中で重要なのが、実際に利用された件数が1番多かった「治療費用(傷害・疾病)」の保険と2番めの「携行品損害」の保険です。
あとは「治療費用(傷害・疾病)」がかかる入院をした時に、日本からご家族が助けに来てくれる時の費用を保証してくれる「救援車費用」の保険です。

ハワイ旅行で必要になった保険金額

では実際に過去にハワイで病気になったり、事故が起こった時に「治療費用(傷害・疾病)」「救援車費用」「携行品損害」でいくらの金額が必要になったか事例を見てみます。
 

病気治療や入院して手術したケース

引用符ハワイに滞在中に急性心筋梗塞と診断されて入院して治療。
 疾病治療費用1000万円と救援者費用が約300万円で合計1300万円

引用符アメリカで盲腸で手術入院した。
 疾病 500万円

引用符ハワイで海水浴中に溺れて意識不明になりICUへ。
 一か月間入院して看護婦帯同でプライベートジェットで日本まで搬送された。
 疾病治療費 500万円。帰国後の治療費用 1000万円。
 この場合実際に現地でかかった治療費用は3000万で保険金額を大幅に上回った。
 損保ジャパン日本興亜

盗難に会ったケース

引用符ハワイでサーフィンをしている間に車ごと盗難にあって車は見つかったが貴重品やパスポートが盗難にあった。
 被害額28万円 
 AIU海外旅行保険

損害賠償を請求されたケース

ホテルの浴槽からの漏水
引用符フランスでバスタブからお湯を溢れさせ、周囲の部屋や階下の部屋が使えなくなったためホテルから損害賠償を請求された。
賠償金1200万円。(損保ジャパン日本興亜)

タバコの喫煙に対する賠償
ホテルキーの紛失
 

実際に入院や事故の補償にかかった金額を見てみると、想像もしなかったくらいの金額がかかっていませんか。
過去の事例から見ると、ハワイは疾病保険の保険金額を1000万円準備しておきたいところです。
 

自分もハワイで風邪を病院で診てもらったことがありますが、万円台の医療費の支払いが必要でした。
見てもらったのは診療と薬を処方してもらっただけですが、健康保険に入っている日本の医療費の何十倍もかかりました。
入院と比べればたいした金額ではありませんでしたが、その時に医療費の高さを実感しましたね。
 

楽しくハワイから帰って来られるように、海外旅行保険には入っておくことをお勧めします。
自分もその時から保険のためにクレジットカードは多めに作って持っていっています。

クレジットカードの保険

年会費無料のクレジットカードの保険の種類と保険金

クレジットカードの海外旅行保険は、カードによって保険がついていないカードから年会費が無料でも高額の保険がついているカードなどさまざまです。
だいたいゴールドカード、プラチナカードなどは年会費が多いだけあって、しっかりした保証がついているものが多いです。
 

楽天カードの海外旅行保険の保険金は保険毎に表のようになっています。

保険の種類 保険金額 楽天カード
楽天カード
年会費 無料
傷害死亡・
後遺障害
最高額 2,000万円
傷害治療費用 1件の限度額 200万円
疾病治療費用 1件の限度額 200万円
賠償責任 1事故の限度額 2,000万円
救援者費用 年間限度額 200万円
携行品損害
(自己負担)
年間限度額 20万円
(3,000円)

治療費がかかった時に必要な疾病・傷害治療保険が200万円と足りないことが分かります。
楽天カードは、年会費無料であるにもかかわらず比較的保険は充実していますが、保険金として不足しています。

 

クレジットカードを複数持つと保険金が増える

この場合、海外旅行保険がついているクレジットカードを何枚か持っていると保険金が高くなります。
ではもう1枚年会費無料のエスポカードを持っていると保険金はどうなるでしょうか。

保険の種類 保険金額 楽天カード エポスカード 合計 説明
楽天カードエポスカード
傷害死亡・
後遺障害
最高額 2,000万円 500万円 2,000万円 いずれかのカードの最高額までが限度になります
傷害治療費用 1件の限度額 200万円 200万円 400万円 カード毎の限度額が累積されます
疾病治療費用 1件の限度額 200万円 270万円 470万円 カード毎の限度額が累積されます
賠償責任 1事故の限度額 2,000万円 2,000万円 4,000万円 カード毎の限度額が累積されます
救援者費用 年間限度額 200万円 100万円 300万円 カード毎の限度額が累積されます
携行品損害
(免責額)
年間限度額 20万円
(3,000円)
20万円
(3,000円)
40万円 カード毎の限度額が累積されます
付帯条件 利用付帯 自動付帯

複数のカード(他社カードを含む)付帯の傷害保険に加入の場合、「傷害死亡・後遺障害」の保険金額は合算されず、最も高い保険金額が限度となります。

「傷害死亡・後遺障害」以外の保険金は、複数の同種保険に加入の場合、カード付帯に限らず、各保険の保険金額に応じて、保険金が支払われるべき損害額を按分して保険金が支払われます。

年会費無料のクレジットカードだけでは保険が不足する場合は、年会費はかかりますがゴールドカードを持つと保証が多くなります。

保険金をもらえる条件

クレジットカードの保険は、カードを持っているだけで保険を付保される「自動付帯」と、一定の条件を満たした場合に保険が付保される「利用付帯」の条件があります。
自動付保はカードを持っているだけで保険が付与されるので、この条件のクレジットカードの方が有利です。
 

片や利用付保は一定の利用条件を満たさないと保険が付保されません。
一定の条件とは、ハワイに行く時のツアー旅行の料金(団体型の旅行代金)の支払いを行った場合、交通機関の支払をカードで行った場合などで付保される。
電車、バス、タクシーなどの公的な交通機関の乗車料金が該当します。
「利用付帯」のカードの利用条件については、それぞれのクレジットカードの保険ガイドをご覧ください。
 

利用付帯のクレジットカードが何枚もあると、考えて使う必要があります。
できれば「利用付帯」のクレジットカードより「自動付帯」のクレジットカードを選ぶといいですね。

まとめ
「自動付帯」クレジットカードを持っているだけで保険は有効。

「利用付帯」クレジットカードを一定の条件で使わないと保険は有効にならない。

一般のクレジットカードとゴールドカードの保険金比較

一般のクレジットカードの保険金

保険の種類 保険金額 楽天カード エポスカード JCB EIT 三井住友VISA
クラシックカードA
楽天カードエポスカードEITカードVISAクラシックカードA
初年度年会費 無料 無料 無料 無料
年会費(税込)
(条件割引)
無料 無料 無料 1,620円
( 無料 )
傷害死亡・
後遺障害
最高額 2,000万円 500万円 2,000万円 2,000万円
(1,700万円)
傷害治療費用 1件の限度額 200万円 200万円 100万円 100万円
疾病治療費用 1件の限度額 200万円 270万円 100万円 100万円
賠償責任 1事故の限度額 2,000万円 2,000万円 2,000万円 2,500万円
救援者費用 年間限度額 200万円 100万円 100万円 150万円
携行品損害
(自己負担)
年間限度額 20万円
(3,000円)
20万円
(3,000円)
20万円
(3,000円)
20万円
(3,000円)
付帯条件 利用付帯 自動付帯 自動付帯 自動付帯
(内利用付帯分)
その他条件 18歳以上の学生可
公式サイト 楽天カードエポスカードJCB EIT三井住友VISAカード

ゴールドのクレジットカードの保険金

保険の種類 保険金額 楽天カード
プレミアム
ハワイ
ラブカード
三井住友VISA
プライム
ゴールドカード
三井住友VISA
ゴールドカード
楽天プレミアムカードラブハワイカードVISAプライムゴールドカードVISAゴールドカード
初年度年会費 10,800円 無料 無料 無料
年会費(税込)
(条件割引)
10,800円 10,800円 5,400円
(1,620円)
10,800円
(4,320円)
傷害死亡・
後遺障害
最高額 5,000万円 5,000万円 5,000万円
(4,000万円)
5,000万円
(4,000万円)
傷害治療費用 1件の限度額 300万円 300万円 300万円 300万円
疾病治療費用 1件の限度額 300万円 300万円 300万円 300万円
賠償責任 1事故の限度額 3,000万円 2,000万円 5,000万円 5,000万円
救援者費用 年間限度額 200万円 200万円 500万円 500万円
携行品損害
(自己負担)
年間限度額 50万円
(3,000円)
100万円
(3,000円)
50万円
(3,000円)
50万円
(3,000円)
付帯条件 利用付帯 自動付帯 自動付帯
(内利用付帯)
自動付帯
(内利用付帯)
家族特約 なし なし あり あり
その他条件 20歳以上 20歳以上 20代限定 30代以上
公式サイト 楽天カードハワイラブカード三井住友VISAカード三井住友VISAカード

ゴールドカードの場合年会費が無料のカードと比べると、全体的に保険金は多くなります。
保険の金額が不足する時は、ゴールドのクレジットカードを加えるといいでしょう。
 

ゴールドカードをおすすめする理由

クレジットカードの保険はカードを持っている人だけが保険の対象です。
家族の方はカードの家族会員になってクレジットカードをもっていれば保険の対象になります。
ただ家族会員になっていないご家族や、小さいお子さんはクレジットカードを持てないので保険の対象にはなれません。
 

これが、「家族特約」と言う家族も保険の対象になる特約サービスがあるゴールドカードがあります。
例えば三井住友VISAのゴールドカードは「家族特約」がありますので、18歳未満のお子さんも保険の対象になります。
 

小さいお子さんの保険をクレジットカードでカバーしようとすると、ゴールドカードを使うしかありません。
そう言った意味でも、家族でハワイ旅行に行くかたはゴールドカードは加入する価値があるといえます。
 

またゴールドカードは保険の額が多いだけでなく、一般のカードにはついていないサービスが付いているのも加入するメリットです。
カードによっては、ハワイに行く時に空港で会員専用の特別ラウンジを利用できたり、自宅から空港までスーツケースの宅配サービスを無料で利用できるものなどがあります。
 

ゴールドカードは年会費が一般カードより高いですが、カード会社が入会初年度はお試しのため無料にしてくれています。
ハワイ旅行に行く年は、海外旅行保険料がかなりお得になりますのでお試しで加入してみるのもいいですよ。
 

ゴールドカードを使ってみてメリットが感じられなければ、解約をすればいいので利用してみてはいかがでしょうか。
クレジットカードの解約はとても簡単にできます。

カードの解約手続き

クレジットカードを解約する方法は、カード会社の解約窓口に電話するだけでできます。
書類に印鑑を押してカード会社に送るなど、面倒なことは不要です。
 

本人が電話すれば、本人確認のため、名前、住所、電話番号、生年月日、干支(笑)くらいを答えれば解約終了です。
引き留められるセールスのような、めんどうなこともありません。

クレジットカードで海外旅行保険を節約する方法のまとめ

チェックボックス 重要なのは治療費です。「傷害・疾病治療保険」の保険金が多いカードを選びましょう。
  ハワイの場合の保険金の目安は「傷害・疾病治療保険」で約1千万円くらいです。
  種類により4~5枚数のカードで準備できます。

チェックボックス 保険の付帯条件は、クレジットカードを持っているだけでいい「自動付帯」が有利。

チェックボックス ご家族で旅行される方は、ゴールドカードの「家族特約」があればご家族も保証されます。
  特に小さいお子さんは、旅行中に体調を崩して治療が必要になることが多いので重要です。

チェックボックス 18歳以上の学生の方であれば、学生用のクレジットカードがあります。
  学生用のクレジットカードにも海外旅行保険が付帯していますし、年会費も安いので学生カードに加入するのがお得です。
 

それでは、保険の準備を充分にしてハワイ旅行に行ってくださいね!

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