ハレイワのリリウオカラニ・プロテスタント教会
ノース・ショアのハレイワにあるリリウオカラニ女王ゆかりの教会です
リリウオカラニ・プロテスタント教会の正面。屋根の上にグンカンドリの風向計がついています。
カラカウア王の妹でもあり、ハワイ最後の女王で『アロハ・オエ』の作者でもあるリリオウカラニ女王の名前がつけられている、ハレイワにある教会です。
ハレイワの街を代表する歴史的な建物で、リリオウカラニ女王が夏の間に避暑の為この付近に滞在していた際に通っていたと言われています。
教会の中には、シャンデリアや賛美歌の本など、女王がゆかりの様々な品が数多く残っています。
最も有名なのは時計で、1892年に女王が教会に贈ったもので、今も教会の壁に飾られています。
この時計は、文字盤に1~12の数字の代わりに、女王の名前のアルファベット「LILIUOKALANI」が使われていることでも知られています。
9月頃になると、教会の周りの『月下美人』の花が多く咲く教会です。
この教会で結婚式もでき、挙式をする日本人のカップルも少なくないそうです。
ハレイワで有名なのが松本シェイブ・アイスですが、店先でシェイブ・アイスを食べていると目に止まるのが斜め前にあるこの教会です。
入口に岩造りのアーチがあって歴史的な建物ですので、松本シェイブ・アイスに行かれた方は見たことがあるのではないでしょうか。
リリウオカラニ・プロテスタント教会の入口のアーチ。カメハメハハイウェイに面しているのですぐ見つかります。
リリウオカラニ・プロテスタント教会のみどころ
リリウオカラニ女王の時計
このユニークな時計は、1892年1月1日にリリウオカラニ女王から教会に贈られました。
この時計は、直径約81cmで7つの針があります。
時計のユニークなところは、女王が文字盤の数字を彼女の名前の文字に変えたことです。
文字盤の1~12の数字の代わりに、女王の名前のアルファベット「LILIUOKALANI」が使われています。
この時計はリリウオカラニ女王に初めて教会に寄付された時計ではありませんでした。
1843年に竣工した2番目の教会に、女王は大きな時計を1860年ころに寄付しています。
教会の鐘
2番目に建設した教会のために購入した鐘です。
ステンドグラス
外からの入口の上にある「バラの窓」を始めとして、教会の中の四方の壁にステンドグラスがあります。
教会の屋根の風向計
この教会の風見鶏は、魚を口にくわえた鳥の形をしていて、この形の風向計は世界中でここにしかないそうです。
この風向計の鳥は、ハワイ語で「iwa」と言うグンカンドリの形をしています。
ハワイ語で「iwa」は泥棒の意味で、グンカンドリは他の鳥が捕まえた魚を横取りすることがあるためこう言われているそうです。
なぜグンカンドリが使われているかと言うと、ハレイワの廻りの丘にはグンカンドリの巣が沢山あって、ネイティブは昔から鳥の飛び方で天候を知ったそうです。
たとえば、グンカンドリが大きく円を描いて飛ぶと嵐が来て、海の方に飛んで行くと海が穏やかになると信じられていたようです。
ハレイワ「Haleiwa」の町の名前は、ハワイ語では「 hale = 家 」で「 iwa = グンカンドリ 」を意味します。
つまり「 グンカンドリの家 」と言う意味だそうです。
ハレイワの象徴であるグンカンドリが風向きを知らせている、ハレイワの教会らしい風向計です。
教会の屋根の上に建っていますので、小さくて魚まで見えないかもしれませんが、
デジカメのズームで拡大すると見れるかもしれません。
リリウオカラニ・プロテスタント教会の歴史
1832年7月24日に、エマーソン牧師夫妻がワイアルアに到着しました。
彼らはチーフギデオンPeleioholani La’anuiに彼のカヌーで迎えられました。
La’anuiは、ワイアルアを統治していたチーフでありカメハメハIの甥の息子でした。
初代教会
最初の教会は1832年の秋に16人メンバーで始まりました。
100歳の15インチもある大きなPU(巻貝)で教会に人々を呼びました。
2000人以上のネイティブがhale pili(草の家)の落成式に出席しました。
このhale piliは、今のカメハメハ・ハイウェイとハレイワ・ロードの角(一時はハレイワホテルが建っていて、現在はハレイワジョーがある場所)に立っていました。
2代目の教会
第2の教会が今墓地である所に1840年から1841年に建設されました。
この教会は、日干しレンガ製で、30m✕12m位の広さでした。
今日まだ使用中である鐘は、この建物のために購入しました。
3代目の教会
第3の教会は現在の教会が立っている場所に1890年に木で建てられました。
女王リリウオカラニがハレイワの別荘に来たときに通ったのがこの木造教会でした。
教会の入り口の私道にある石のアーチ(「エンデバーアーチ」)には、エマーソン牧師夫妻に捧げられた記念の青銅のタブレットがあります。
このアーチやタブレットは、親がエマーソン夫妻に雇われていたArchibald Maha’uluのアイデアでした。
4代目の教会
現在の教会の建設は1960年に始まり、アーチから青銅のタブレットは現在の場所に移設しました。
教会憲章をリニューアルし、教会の名前はそれ以前、長い間非公式に呼ばれていたリリウオカラニ・プロテスタント教会に公式になりました。
また以前には、ワイアルア・プロテスタント教会だけでなく、ハワイの教会とも呼ばれていました。
でも、本当の名前は"Ka Ahahui Kahu Malama Waiwai O Ka Ekalesia O Kawailoa Ma Waialua" と言う名前だったそうです。
この長いハワイ語の名前のため、ワイアルアのハワイアン教会とか単にワイアルア教会と呼ばれていたのではないかと言うことです。
1940年代初頭までは、礼拝はハワイ語で行われていました。
リリウオカラニ・プロテスタント教会の基本情報
住所:66-090 Kamehameha Hwy Haleiwa HI 96712
礼拝時間:日曜 10:00amから
教会内部の見学時間については教会オフィスへお問い合わせください。(電話 637-9364)
TEL:808-637-9364
リリウオカラニ・プロテスタント教会の地図
地図の赤いマークがリリウオカラニ・プロテスタント教会です。
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リリウオカラニ・プロテスタント教会の行き方
ザ・バスでの行き方
ワイキキからハレイワには直接行くバス路線はありません。
ワイキキからアラモアナ・センターへ行って、バスを乗り換えます。
ザ・バスの乗り方は、よろしかったら関連記事の ザ・バス( THE BUS ) の乗りこなし方について をご覧ください。
アラモアナ・センター行きのバス路線とバス停の場所
下の地図は、ワイキキからアラモアナ・センターへ行く時の、バス路線図とバス停の場所の地図です。
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地図のバス停AからVをクリックすると、バス停名と停車するバス路線番号が表示されます
ワイキキからアラモアナ・センターに行くには、カラカウア通りから1本山側のクヒオ通りでバスに乗ります。
クヒオ通りにはバス停が何箇所もありますので、通りの山側のバス停から8・19・20・23・42番のバスに乗ります。
8・19・20・23・42番のバスは、地図のAからMまでのバス停すべてにが止まります。
最寄りのバス停でバスに乗車して、アラモアナ・センターへ行って下さい。
バスは8番バスが一番本数が多いので、8番バスが来ることが多くなると思います。
8番バスの行き先表示は、「8 WAIKIKI BEACH AND HOTELS」、19番バスの行き先表示は「19 WAIKIKI BEACH AND HOTELS」、20番バスの行き先表示は「20 WAIKIKI BEACH」、23番バスの行き先表示は「23 Hawaii Kai Sea Life Park]「23 Kahala Mall」、42番バスの行き先表示は「42 WAIKIKI BEACH & HOTELS」です。
バスが来たら、バスの正面の表示を確認しましょう。
ワイキキでバスに乗る時にトランスファーチケットをもらうのを忘れないようにしましょう。
アラモアナ・センターからワイキキに帰る時も、同じ8・19・20・23・42番のバスに乗ります。
アラモアナ・センターでのバスの乗り換え
ワイキキからアラモアナ・センターに着いたら、
アラモアナセンターからは52番か55番のバスに乗ります。
オアフ島中央を通るコース(時計回りのルート)
52番バス
乗車停留所:アラモアナセンター
下車停留所:Kamehameha Hwy + Paalaa Rd
運転間隔は30分に1本くらいの運行です。
乗車時間は、アラモアナ・センターからハレイワまで約1時間40分くらいです。
行きのバスサイン:52 WAHIAWA
帰りのバスサイン:52 HONOLULU-Ala Moana Ctr
オアフ島東海岸廻り(反時計回りのルート)
55番バス
乗車停留所:アラモアナセンター
下車停留所:Kamehameha Hwy + Paalaa Rd
運転間隔は45分に1本くらいの運行です。
乗車時間は、アラモアナ・センターからハレイワまで約2時間20分くらいです。
行きのバスサイン:55 KANEOHE NORTH SHORE HALEIWA
帰りのバスサイン:55 HONOLULU Ala Moana Center
55番線の時刻表
55番線の路線図
アラモアナ・センターのバス停の場所
下の地図は、アラモアナ・センターのバス停の位置です。
アラモアナ・センターはバスのハブ中継点になっていますので、センターの周りにバス停がいくつも設置されています。
バス路線によって止まるバス停が決まっていますので、利用するバスがどこに発着するか必ず確認しましょう。
ワイキキとアラモアナ・センターを循環するようなバスは、時計回りにアラモアナ・センターの周りを運行します。
地図内で拡大表示するには、左下の「+」をクリック。
地図のバス停AからVをクリックすると、バス停名と停車するバス路線番号が表示されます
52番路線のバス停は、地図のマーク「E」のバス停から乗車できます。
55番路線のバス停は、地図のマーク「G」のバス停から乗車できます
乗り換えようのトランスファーチケットを持っている場合は、時間内であればそのチケットで乗車できます。
バスの中は冷えますので、長ズボンや羽織るものを持っていくといいと思います。
※ 実際に利用される際は、最新の情報をご確認ください。
下車する停留所の地図
停留所名:Kamehameha Hwy + Opp Emerson Rd
地図の赤いマークがリリウオカラニ教会の、最寄りのバス停「Kamehameha Hwy + Opp Emerson Rd」です。
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