ハワイの天国への階段の行き方
ハワイの天国への階段の絶景を見てみたい
天国の階段と呼ばれている場所がハワイのオアフ島にあります。
ハイク・ステアーズ(Haiku Stairs)と言う名称ですが景色の素晴らしさから天国の階段と言われている絶景ポイントです。
ハワイに行ったらぜひこの天国の階段に登ってみたいと思ったので、この「天国の階段」の行き方についてご紹介します。
この階段は、オアフ島のコオラウ山脈の上に1943年に米国海軍が建てたラジオ局がありそこに登るために作られたのが始まりです。
その後階段は1950年代に現在の金属の階段になりましたが、1987年に閉鎖され一般の人は入れなくなりました。
この階段は頂上まで3922段ありかなり急な勾配の場所もあります。
保守が行き届いていない場所もあって危険ですが、その絶景を見るために登る人が後を絶ちません。
まずはその絶景から見てみましょう。
天国の階段の絶景
天国の階段の登っている途中の風景
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天国の階段から見た夜景
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天国に行く階段はとても急勾配
頂上の旧無線局の建物
この建物が目的地の山頂です。カネオヘ湾まで見渡せてかなりの絶景ですね。
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持って行くと良い物
手袋
バックパック
食べ物
飲み物
レインコート
登山靴
ヘッドライト
カメラ
虫除け
天国の階段の頂上まで行く方法
モアナルア・バレー・トレイルから行く方法
モアナルア・バレー・トレイル(Moanalua Valley Trail)と言うトレイルを歩いて、天国の階段まで行く方法があります。
ここは一般に開放されているトレイルなので、誰でも天国の階段の頂上まで行けます。
このトレイルは、天国の階段があるカネオヘ地区とはコオリナ山脈の反対側にあるモアナルア地区に入り口があります。
15.3キロメートルのトレイルで6時間から8時間くらいかかる難しいコースですが、一般に開放されているトレイルです。
モアナルア・バレー・トレイルの入り口の地図
モアナルア・バレー・トレイルの景色
山をロープを使って登る場所が何箇所もありますが景色はすばらしい。
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山の峰を歩いていくので景色は最高でしょう
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カネオヘ地区から行く方法
天国の階段の行き方としてよく紹介されている方法です。
「天国の階段」へ行きやすいのは、「天国の階段」の入り口があるカネオヘ側から登る方法ですが、ここは侵入禁止になっていて、入ると不法侵入になります。
一応よく紹介されている「天国の階段」の登り口まで行く方法をご紹介します。
カネオヘまで行く方法
カネオヘの階段入口近くまで行く方法は、レンタカーかウーバー(Uber)を利用することになります。
バスは本数が1日数本しかありませんし、夜の時間帯には運行していませんので使えません。
レンタカーを使って行く方法
メリットは好きな時間に行き、下山したらすぐに帰ってこれる点です。
デメリットは、付近に駐車場がないため公道に駐車しなければいけないので駐車違反になったり、レッカー移動されたりする危険があります。
また家の前に駐車された住人から通報されて駐車違反や、不法侵入の罪で捕まる可能性があります。
夜中に車のドアを閉める音や話し声がうるさいため、住人からクレームが出ているそうです。
ウーバーを使って行く方法
メリットは、レンタカーのように駐車違反で捕まることがない点です。
デメリットは、行きたい時や帰りたい時に車を呼べるとは限らない点です。
特に下山した後に登山した格好で歩いていると警備員や巡回している警察官に捕まる可能性があります。
すぐに現場を離れた方がいいのですがウーバーだとすぐに来るとは限りません。
天国の階段の入口まで行く道
「天国の階段」の登り口まで行く道は3つありますので、それぞれご説明します。
まずは、「天国の階段」の登り口に行くための3つの道順の地図です。
天国の階段の入り口までの地図
地図内で拡大表示するには、右下の「+」をクリック。
別画面を開いて拡大地図を表示するには、地図左上の「拡大地図を表示」をクリック。
天国の階段の入り口はH3と呼ばれているジョン A. バーンズ・フリーウェイの高架下にあります。
ここに通じている道は政府の私道で侵入禁止になっていますので、ゲートが閉じられていて入ることができません。
地図にマークした3ヶ所のABC地点の入り口がどんな所か見てみましょう。
A地点の入り口
A地点の入り口の場所
クネキ・ストリート(Kuneki St.)にある、中央の閉まっているフェンスのゲートが入り口です。
天国の階段のスタート地点まで行く道順が一番分かりやすい入り口。
ただ、この道は警備員に見つかる可能性が一番高い道路でもあります。
途中に警備員がいる地点があるのでここから入ると高確率で捕まると言われています。
ゲートは閉まっていて入ると不法侵入になる警告の標識が付いています。
B地点の入り口
B地点の入り口の場所
クネキ・プレイス(Kuneki Place)の道路の下を通っている溝に入って行く入り口。
途中からジャングルの中を歩いて行かなくては行けないので、夜中の暗い時に行く場合は迷子になりやすい。ねずみに注意。
ここにも入ると不法侵入になる警告の標識が付いています。
C地点の入り口
C地点の入り口の場所
プオニ・プレイス(Puoni Place)にある、住宅の間から入っていく入り口。
ここも政府の道路でフェンスのゲートがあって、入ると不法侵入になる警告の標識があります。
A地点の入り口より大回りして行く道ですが、A地点より警備員に見つかる可能性が少ないと言われています。
ここから行く場合もジャングルや竹林を夜中の暗い時に通らなければいけないので、迷子になる可能性が高く難しいです。
途中竹やぶを通るので夜中はヘッドライトが必要です。
天国の階段の入り口
H3のフリーウェイの高架下まで来たら天国の階段の入り口が見えてきます。
夜は暗くて見えないかもしれませんが、細い小路を進むとフェンスのドアに行き着きます。
天国の階段の入り口まで来たら、いよいよ3922段の階段を登り始めます。
階段の途中には3ヶ所踊り場のようなスペースがあって休憩できますが、あとは人一人が通れるくらいの幅しかない階段なので休める場所はありません。
途中で救助を要請して高額の救助費用を請求された人がいたそうなので、そうならないためにも体力が必要ですね。
天国の階段の入り口から頂上へのルートの地図
地図内で拡大表示するには、左下の「+」をクリック。
地図の頂上までのルートはおおよその目安を示したもので、正確にプロットしていませんのでご注意ください。
まとめ
天国の階段を登る人が利用するABC地点のそれぞれの入口は侵入すると不法侵入になるとお分かりいただけたかと思います。
ただ天国の階段の入り口までのアクセス方法がないからと言って、近隣住人の住宅に侵入して裏庭を抜けようとすると不法侵入になり警察に通報されて逮捕されますので絶対にやらないようにしてください。
また夜中の3時から4時ぐらいに運良く警備員に見つからずに天国の階段の入り口までたどり着き、頂上まで行けたとしても安心はできません。
警備員に捕まる可能性は下山する時の方が高いのです。
登る時は暗闇の中で見つかり難いかもしれませんが、下山する時は朝になって明るくなっているでしょう。
警備員は朝6時から持ち場に着くそうですが、それまでに下山しないと階段の下から降りてくる人の姿ははっきりと見えています。
下に着く30分くらい前から姿を見つけられますので、余裕で警察に通報されて階段を降りたところで捕まります。
※階段の出口のすぐ上の右側に、階段を降りると横道に通じている避難路はあるらしいです。
天国の階段の経験者の話で、警備員に出会っても不法侵入になると言う注意を受けただけで捕まらなかったと言う話はよくあります。
ただ、警備員によっても違うでしょうし、たまたま過去はそうだったと言うだけかも知れません。
逆に運良く階段の近くで捕まらなくても、公道を汚れた登山スタイルで歩いていただけで巡回中の警官に捕まった人がいると経験者の報告があります。
捕まった時の罰金は1000ドル(約12万円)、社会奉仕活動を命じられたり、最悪逮捕されることもあるそうです。
召喚状を出されたら裁判所に出頭しなければいけません。
結局カネオヘ側のどの地点から行っても不法侵入になるので、天国の階段まで合法的に行けないと言うのがお分かりいただけたと思います。
合法的に行くには、モアナルア・バレー・トレイルを7時間くらい歩いて行くしかありません。
トレイルはカネオヘ側の階段よりももっとハードで、山の峰を歩いたり、小川を渡ったり、ロープで山を登ったりとかなりの体力と気力が必要なようです。
登山と自然が大好きな方は行ってみた価値があったと言っていますが、チャレンジされる方は準備万端で事故のないようにしてください。
管理人は天国の階段へ行ってみようかと思っていろいろリサーチしましたが、モアナルア・バレー・トレイルを歩く自信がありませんので写真を見て楽しむだけにしたいと思います。
(注意点)この記事は調査時点の情報で書いています。
状況は変わっている場合もありますが、損害が発生しても一切責任は負えませんのでご了承ください。