ハワイでカツオノエボシに刺された応急処置と症状による治療の方法


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ハワイでカツオノエボシに刺された応急処置と症状による治療の方法

カツオノエボシ

青い風船のようなカツオノエボシ

ハワイの海やビーチにはカツオノエボシが定期的に流れ着くので、ハワイのローカルニュースでも報道されます。
ワイキキビーチにも流れて来ることもありますので、刺されないようにハワイに行く人はご注意ください。

カツオノエボシは猛毒なクラゲで知られています。
別名「電気クラゲ」と言われるほど、刺された時の痛みは激しく、何時間も痛みが続きますので応急処置が大切です。
刺されたときの症状は、触手の紐のような跡が赤く腫れて付きます。
カツオノエボシの触手の接触の範囲が広いと医療機関の治療も必要になってしまいます。
 
今回はカツオノエボシに刺された時の応急処置の方法と、症状が重いときにハワイの病院で治療を受ける時に注意することについてまとめました。
 

カツオノエボシは英語ではポルトガルの軍艦を意味する ” Portuguese Man O’ War “や、青い泡のような見た目から ” blue bubble(青い泡)” などと呼ばれています。
カツオノエボシが発生すると、ビーチに Portuguese Man O’ War と書かれた警告標識が立つのでこれがカツオノエボシの発生警報です。
ちなみにカツオノエボシは厳密にはヒドロ虫の集合体でクラゲでありません。
普通のクラゲのように海中を漂っているのではなく、浮袋で海面に浮かんで風に流されて移動します。
浮袋は約10センチくらいの透き通った青い色をしています。
 

カツオノエボシ

浮遊しているカツオノエボシから青く伸びているのが触手です(オアフ島のビーチで撮影)

カツオノエボシの触手は10メートルから長いものは50メートルほどもあり、その触手の表面には刺細胞が並んでいます。
触手の刺細胞に触ると、刺細胞が破れて毒針が発射されます。
その針の毒が非常に強力なので電気がとおったような激痛が走り、刺された患部は赤く炎症を起こして腫れ上がり痛みが長時間続きます。
二度目に刺されるとアナフィラキシー(急性/重度の過敏症アレルギー反応)により血圧/脈拍低下、呼吸障害を起こし、ショック死することもあるほどです。
これは過去にクラゲに刺されたことがあると、身体に抗体が作られ強いアレルギー反応が起こりやすくなるためです。
 

カツオノエボシに刺されないために注意すること

カツオノエボシ
この黄色と黒の標識がカツオノエボシの警報です。
この標識がビーチに立っていたら海に入らないようにしましょう。
近くに警報が出ていないビーチがあるかもしれません。
警報が出ていないビーチをネットでも調べてみることができます。

カツオノエボシ

泳ぐ時は長袖のラッシュガードなどで肌の露出を少なくしておくと刺される危険が減ります。
ラッシュガードは日焼け止めにもなるのでお薦めです。
 

またクラゲ除けローションを事前に肌に塗っておくことで、刺される危険が少なくなります。
海上で青い浮袋を見たら、触手に触らないように波を立てずに静かに離れて陸に上がってください。

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カツオノエボシ
特に注意が必要なのは、毒針はカツオノエボシの生死に関係なく物理的な刺激に反応して発射されるので、海岸に打ち上げられて死んだのも触ってはいけないと言うことです。
死んでいても触ると、同じように毒針に刺されてしまいます。
 
お子さんには、風船のような生き物が落ちていても触らないように注意しておかないと大怪我をしてしまいます。
また海岸に打ち上げられたカツオノエボシを誤って踏まないように、ビーチサンダルやウォーターシューズなどを履いて歩きましょう。

 
カツオノエボシはいつ頃発生するのか
ハワイでカツオノエボシが発生する時期は、満月から9 ~ 12日後の夜から午前中に多く発生するので注意が必要です。
海岸に” JELLYFISH “や” Portuguese Man O’ War “とクラゲ注意標識が出ている際には海に入らないようにしましょう。

カツオノエボシの発生はこのサイトでチェック

ハワイのビーチの安全について発信しているサイトがあります。
クラゲ警報だけでなく波の状態なども含めて、海に入るのに適しているか公表しているので役に立ちます。
英語のサイトですが、ビーチに行く前に見てはいかがでしょうか。

オアフ島、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島の主要4島のビーチ情報を提供している www.hawaiibeachsafety.org はクラゲ警報がどのビーチにでているか発表しています。
風や波の状態やビーチが閉鎖されているかの情報も出ていますので、どのビーチで遊べるのか分かります。

カツオノエボシに刺されてしまったらどうすればいいか

刺された場合の応急処置の方法

海中で刺されたら、ショックで溺れるかもしれないので速やかに陸にあがります。
ショックで話せなくなるかもしれませんので、すぐに周りの人にカツオノエボシに刺されたことを伝えましょう。
 

通常のクラゲは酢をかけると良いと言われていますが、カツオノエボシの毒針は真水や酢による刺激に反応して発射されるので海水で洗い流しましょう。
普通のクラゲに刺された時と対処方法が逆なので、注意します。
毒針は接触の刺激により発射されるので、手で触手に触れてはいけません。
できればピンセットやタオルなどで取り除くといいです。
プレートランチなどを持っていれば、フォークやナイフなども使えます。
刺激によりさらに毒針が出ますので、決して砂でこすらないようにしてください。
 

真水で洗うと、浸透圧の差で刺胞の毒液が体内に流れ込みやすくなるので必ず海水で洗ってください。
ペットボトルの水やビーチのシャワーで洗わないようにします。海水を汲んできて流します。
 

応急処置は患部を45°C 程度の湯に浸すか、氷で冷やすかの二通りがあります。
お湯で暖めるとクラゲ毒を抑える効果があり、冷やすと患部の血管が収縮して痛みや腫れを和らぎます。
ビーチにアイスボックスを持って行っていれば、中の氷や保冷剤で患部を冷やして痛みを抑えられます。
 

体中広範囲に刺された場合や痛みが激しい場合は、医療機関に行って薬を処方してもらいましょう。
抗ヒスタミン剤の軟膏や副腎皮質ホルモン配合の軟膏などを処方されるそうです。
 

病院の治療が必要になった場合の対処方法

治療が必要でも患者に余裕があれば、レンタカーを借りている場合は自動車に乗せて病院まで運んでください。
患者の症状に一刻の余裕もない場合は、「911」に電話して市の救急車を呼びます。
救急車を呼ぶ場合、患者がいる場所の住所、電話番号、患者の名前、年齢、性別、患者の症状や様子などを伝える必要があります。
 

救急車を呼ぶ前に「海外旅行傷害保険」の連絡先へ電話して、保険が適用になる病院を確認してから搬送をお願いします。
ハワイでは救急車は有料なので、病院までの距離により料金は変わりますが600ドルくらいはかかります。
またハワイの治療費は高額なので、詳しくは治療費の負担も含めて事前に保険の窓口に確認しておく方がいいでしょう。
 

緊急時のために携帯電話、保険の窓口などの緊急連絡先、パスポートの写しなどはいつも準備しておきましょう。

まとめ

ハワイで実際にカツオノエボシに出会う機会は多くないかもしれませんが、準備をしておくに越したことはありません。
管理人もオアフ島のビーチでカツオノエボシに遭遇してしまい、写真を撮る機会がありました。
 

刺されるとかなりの痛みが続き、刺されたあとも残ってしまうのでまずはカツオノエボシに接近しないことが大事です。
ビーチに行く時はクラゲ注意報を確認してから行くことをお勧めします。
 

また、クラゲのためだけでなく日焼け防止のラッシュガードやクラゲ用ローション、ビーチサンダルなどのビーチウェアはビーチ遊びを安全にしてくれます。
冷たい飲み物を入れたアイスボックスやランチなどを持っていけば、よりビーチが楽しくなるでしょう。
 

楽しいハワイ旅行ができるように、参考にしていただけたら幸いです!
 

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